【特集2】2013夏、アスリートの軌跡_2
2013夏に挑み燃えたHigh Teen
全国大会出場常連校の一関二フェンシング部。目指すは全国制覇だ
高校生スポーツの夏の祭典、全国高校総合体育大会「2013 未来をつなぐ北部九州総体」は7月28日から8月20日まで大分県などで開かれた。
本市の高校アスリートも岩手の代表として全力でプレーした。
競泳男子の小松代和磨君(一関一2年)は、東北大会で県高校記録を樹立し、全国の舞台に挑んだ。
一関学院からは、体操女子の千葉香純さん(3年)、柔道女子の佐藤茜さん(1年)と稲邉千洋さん(3年)の3人が出場。真っ向から強豪に挑んだ。
女子フェンシングの一関二は、自分たちの力をしっかり分析して妥協することなく競い合った。
男子バレーボールの一関修紅は、春高バレー全国大会に出場した勢いをそのままに、高総体県大会も優勝。
28年ぶり7度目のインターハイでは、決勝トーナメント2回戦まで進む活躍を見せた。
母校はもとより一関、そして岩手の誇りを胸に、全国の強豪に挑んだ一関のアスリートたち。
彼らの活躍は、スポーツに励む小中学生に夢と希望を与えるだけでなく、震災復興に励む人たちにも勇気と力を与えるものだった。
3年後の2016年には、本市などを会場に「希望郷いわて国体」が開かれる。
同国体は、東日本大震災からの復興に向かう姿を全国へ発信する特別な意味を持つ大会で、この夏を揺らした高校アスリートたちは、言うまもなく候補選手になるだろう。
その4年後には、2020年東京オリンピックが待っている。古里一関から世界を相手にプレーする選手が誕生することを期待したい。
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1_ 攻守にわたり高さと力強さで県を制覇し全国に臨んだ一関修紅男子バレーボール部
2_3_ 全国の舞台で全力を尽くした体操女子の千葉香純(一関学院)と柔道女子佐藤茜(同)
4_ 岩手が全国に誇るトップスイマー小松代和磨(一関一)
インターハイに出場した本市の高校アスリート
種 目 | 氏名 | 学校 | 成績 | 最終の記録または戦績 | |
競泳男子 | 自由形400m | 小松代和磨 | 一関一 | 予選7組8位(総合37位) | 4分4秒15 |
自由形1,500m | 小松代和磨 | 一関一 | 予選6組5位(総合14位) | 15分56秒67 | |
体操女子 | 個人総合 | 千葉香純 | 一関学院 | 予選150位 | 総合得点38.850 |
柔道女子 | 52kg級 | 佐藤茜 | 一関学院 | 1回戦敗退 | ●優勢○沖縄尚学 |
78kg級 | 稲邊千洋 | 一関学院 | 2回戦敗退 | ●送り襟締め○東九州龍谷 | |
フェンシング | 女子 | 一関二 | ベスト16 | ●0-5○聖霊女子短大附 | |
男子フルーレ | 岩渕準平 | 一関二 | 予選トーナメント2回戦 | ●7-15○東亜学園 | |
女子フルーレ | 片ケ瀬有香 | 一関二 | 予選トーナメント1回戦 | ●14-15○津久見 | |
女子フルーレ | 楳原亜美 | 一関二 | 予選トーナメント2回戦 | ●8-15○高崎商大附 | |
女子エペ | 白石絵里 | 一関二 | ベスト16 | ●10-15○伊那北 | |
女子サーブル | 小野寺歌月 | 一関二 | 予選リーグ | 1勝3敗 | |
バレーボール | 男子 | 一関修紅 | 決勝トーナメント2回戦 | ●1-2○崇徳 |
広報いちのせき「I-Style」 平成25年10月15日号