「一関市医療と介護の連携連絡会」の令和6年度における主な活動を紹介します。
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「ケアカフェ」を開催しました
ケアカフェは、在宅医療に係る現状や課題を共有し、地域における在宅医療の推進を目的に、医療・介護関係者等が参加する情報交換会として開催しています。
令和6年9月21日(土)に一関保健センターを会場に「ケアカフェ」を開催しました。
第1回「心のケアについて~精神的負担を軽減し、信頼関係を構築できるコミュニケーションとは~」テーマとして、岩手県立南光病院精神科認定看護師 千葉 美千恵 氏より話題提供いただきました。
グループに分かれて「心のケアについて」について話し合いました。話し合った内容は、グループごとに発表し、援助される側や援助する側の心のケアについて、参加者全員で共有しました。
『~講演・パネルディスカッション~』の様子


令和7年2月15日(土)に一関保健センターを会場に「ケアカフェ」を開催しました。
第2回は、「高齢者に多い排尿障害について」をテーマとして、一関病院 泌尿器科 佐藤文夫 先生より話題提供いただきました。
グループに分かれて、「排尿障害から生じる睡眠不足や転倒、ADLの低下について」多職種の方で話し合いました。話し合った内容は、グループごとに発表し、現場での困りごとなど排尿障害の改善、予防のポイントについて、参加者全員で共有しました。
『~講演・パネルディスカッション~』の様子


「研修会」を開催しました
研修会は、医療従事者と介護従事者が相互に必要とする知識、技術の習得を通じ、医療と介護の円滑な連携を深め地域住民への医療・介護サービスの適正な提供につながるよう開催しているものです。
令和6年8月31日(土)、「これからACP(人生会議)を進めるためには」をテーマに、第1回研修会を開催しました。
今回の研修会では「どう生きどう逝きたいのか」を考え、住み慣れた地域で希望を持って暮らしていけるように、人生会議に対する正しい理解と知識の普及を図ることを目的として、岩手医科大学附属内丸メディカルセンター センター長 岩手医科大学医学部総合診療医教授 下沖 収 氏より基調講演いただきました。
また令和6年10月から一関市で実施しているDNAR「救急搬送について~DNAR・不搬送の在り方」について、一関市消防本部消防課より第2部で話題提供いただきました。
今回の研修会では、沢山の方に参加していただけるようハイブリッド開催(オンライン)での参加もあり、会場89名・オンライン参加34名の計123人に方に参加いただきました。
医療従事者・介護従事者からのアンケートでは「ACPに進めるためには、医療者側、介護側、そして本人、家族がACPを知ることが大事と思いました」「研修を受けて家族の最期をどうするか自分の最期をどうするかよく考えゆっくり話し合っていこうと感じました。救急搬送についての考え方も勉強になりました。」などのご意見をいただき、ACPの重要性など、医療と介護の連携は必要不可欠なものではないかと改めて学べる研修会となりました。
『~第1回研修会~』の様子
令和6年11月30日(土)に、第2回研修会(岩手県立磐井病院 第3回 市民講演会 共催)を開催しました。
一般の方や医療従事者、介護従事者、行政の多くの方にご参加いただきました。
講演後のアンケート結果では、「身近なテーマだったので興味を持ちました。」「必ず処方薬は飲む必要性があり、服用していきたいと思います。命を大切にしたいと感じた瞬間でした。」「心肺蘇生法、ためらわず勇気をもって動いてみようと思った。」などのご意見をいただきました。
身近にある県立病院の先生方の講演内容を、皆さんとても真剣に聞かれていました。講師に質問をする方も多く、講演時間も足りないくらいの市民講演会となりました。